スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

三井住友銀、温暖化ガス排出権取引、ブラジル銀と提携

2006年08月02日 08:30

三井住友銀行はブラジル銀行と温暖化ガスの排出権取引ビジネスで提携し、排出権の購入仲介に乗り出す。邦銀が排出権取引に関してブラジルの銀行と組むのは初めて。両行はブラジルでの環境改善事業を発掘し、排出権の購入を希望する日本企業に紹介する。環境関連事業に力を入れ、企業の社会的責任(CSR)を重視している姿勢を示す狙いもある。
 
ブラジル銀行はブラジル最大手の商業銀行。現地の大型融資案件に強みを持ち、水力発電所や風力発電所などの融資にかかわっている。三井住友銀は幅広い支店網と人員を抱えるブラジル銀と組むことで、環境改善事業の案件を発掘しやすくなるとみている。
 
ブラジル銀がかかわる環境改善事業は、三井住友銀の現地法人を通して日本企業に紹介する。温暖化ガスの排出量の大幅な削減が期待できる水力発電所や風力発電所などの大型案件は、排出量の多い電力会社や鉄鋼メーカーなどに事業を紹介する。
 
ブラジルでは、温暖化ガスの一種であるメタンを回収・燃焼するために養豚場にし尿処理施設を設置するといった小規模な案件も多い。こうした案件はCSR関連商品として、排出量の少ない取引先企業にも紹介することを検討している。
 
日本のエンジニアリング会社や環境機器メーカー向けにブラジルの環境改善事業を紹介することも検討している。ブラジルで水力発電所建設などの大型の環境関連プロジェクトが出てきた場合には、三井住友銀行とブラジル銀行が長期資金を融資する。
 
温暖化ガスの排出権取引に関しては、温暖化防止・京都議定書が定めた先進国と発展途上国の協力の枠組み「クリーン開発メカニズム(CDM)」を活用する。先進国が途上国での排出削減に協力し、その見返りに排出権を得る仕組みだ。
 
世界のCDM事業のうち、二割強がブラジル関連だとされる。だが日本の商社などはインドや中国で排出権ビジネスに積極的で、ブラジルでの事業にはそれほど力を入れていなかった。
 
三井住友銀は現地の有力銀行と組むことで情報を収集しやすくし、温暖化ガスの排出量を減らしたい日本企業の潜在需要に応えることにした。
 
▼排出権取引 

地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などを排出する権利を国や企業の間で売買することを指す。温暖化防止・京都議定書では先進国に温暖化ガスの排出削減義務を課し、排出量の上限枠を設けた。議定書の発効で日本国内でも二〇〇八年以降、排出枠が不足する見込み。排出権取引の仕組みを使って、不足分を穴うめするのが急務になっている。

(日経 2006/8/2)
スポンサーサイト

最近の記事

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。