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CO2排出削減 中国『2つの顔』戦術

2007年09月09日 22:00

 中国の胡錦濤国家主席は、八日開幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、地球温暖化対策として各国が森林拡大で連携する「アジア太平洋森林再生・持続的管理ネットワーク」の設立を提案した。米国に次ぐ世界第二の二酸化炭素排出国として積極姿勢を示した格好だが、先進国並みの削減負担をかわす狙いも垣間見える。

 胡主席は「中国は造林と森林再生で蓄積した豊富な技術と経験を各国と共有したい」と述べ、自国が進めてきた森林再生事業のノウハウを各国に広めたいとの考えを明らかにした。

 一方で「先進国は歴史的責任を直視し、発展途上国に技術移転や資金支援を実行しなければならない」とも発言。先進国と同様の削減目標設定には、重ねて反対した。

 ただ首脳会議の特別声明で中国は、森林面積の拡大など数値目標の設定は受け入れた。報道担当である中国外務省の劉建超報道局長は同日、「中国は最初から目標設定を支持しており、反対もしておらず異議も唱えていない。(数値目標は)環境保護と経済発展を両立させる中国の戦略方針と一致している」と語った。

 中国政府は今年六月に公表した同国の地球温暖化対策で、エネルギー効率を二〇一〇年までに〇五年比で20%程度改善させる目標を設定。森林も約二千四百万ヘクタール再生した実績を持つ。このため数値目標に拘束力がないのに加え、達成可能なレベルだったことが受け入れ理由とも言える。

 一定の責任を示した中国だが、温室効果ガス排出量などの削減目標を先進国並みにする考えは見られず、「大国」と「発展途上国の代表」という二つの立場を巧みに使い分ける戦略に、今後も欧米各国は振り回されそうだ。

(2007/09/09 東京)
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