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中国:北京五輪、水不足の危機

2008年03月21日 23:00

今月5日から始まった『全国人民代表大会』では首都圏の水不足問題が大きく取り上げられた。同会議では、水不足解消のため近隣地域から北京市への水の放流をさらに集中的に行うべきとする意見が出されたが、北部の省代表からは強い反発の声があがっている。

【北京IPS=アントアネタ・ベツロヴァ、3月14日】

 今夏の北京五輪開催を前に現在、中国は水資源不足という大きな問題に直面している。今月5日から始まった『全国人民代表大会(National People’s Congress: 全人代)』の会議では首都圏の水不足問題が大きく取り上げられた。

 同会議では、水不足解消のため近隣地域から北京市への水の放流をさらに集中的に行うべきとする意見が出された。しかし、この計画に北部の省の代表からは強い反発の声があがっている。山西省や河北省の水不足問題は、(これまでの行われてきた)首都圏への大量の水の放出や水路の汚染などにより益々深刻化しているからだ。

 山西省代表のZhang Fuming氏は「北京の水確保に貢献したい気持ちもあるが、同省も慢性的な水不足に喘いでいる」と述べた。山西省では昔から大規模な鉱山開発が行われ、それに伴う地下水のくみ上げによる水質汚染などが問題化している。

 河北省では1999年から旱魃が続き、飲料水不足だけでなく農業にも大きな被害をもたらしている。河北省の代表は貴重な水資源を北京に放流する代わりに補償金を支払うよう要求している、と国内のメディアは報じた。

 一方、中国当局は水の貯蔵・灌漑・都市への放水を行うため大掛かりなインフラ整備計画に莫大な資金を投資。この『South and North Water Diversion』計画により、長江から年間10億tの水を北京に供給する予定だ。しかし、この大規模な計画には600億ドルを超える費用がかかるうえ、完成までにはかなりの時間が必要と見られている。

 今年1月、北京五輪開催に向けて黄河から首都圏への水の放流を始めた。3ヶ月にわたり最大1億5,000万m3の水が北京南部の淡水湖、白洋淀(Baiyangdian)に送られることになる。中国北部の水不足について報告する。

(2008/03/21 IPSJapan)
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