スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

CDMプロジェクト:石炭、電力、セメント業界で好調発展

2008年04月08日 23:00

 このほど上海で行われた「中国炭交易2008」会議で、CDMプロジェクトが、石炭、電力、セメントなどの業界で、特に注目されている模様。

 ※CDM・・・クリーン開発メカニズム。「排出量取引」「共同実施」とあわせて京都議定書に規定される柔軟性措置のひとつ。

炭鉱メタンガスの利用

 炭鉱メタンガスの利用が、CDM領域の重点プロジェクトのひとつと見られている。
 現在、中国全土においてガス含有量の高い鉱井は9000ヶ所以上、鉱井総数の30%ほどを占める。
 安全生産の確保に、各炭鉱は炭鉱メタンガスを放出した。そのため、2004年の中国石炭鉱区の炭鉱メタンガス放出量は2億トンの二酸化炭素当量に達した。
 中国国家安全生産監督管理総局情報研究院院長の黄盛初氏によれば、「中国の炭鉱メタンガス資源量は31兆立方メートル、そのうち、採掘可能資源量は16兆立方メートルに達した。」という。
 1990年代より、中国は炭鉱メタンガスを採掘し始めたが、多くの炭鉱はメタンガスの価値を重視しなかったため、炭鉱メタンガスの回収率は低かったという。
 同氏によると、2007年6月12日までに、中国国家発展改革委員会に許可されたCDMプロジェクトのうち、炭鉱メタンガス回収・利用プロジェクトは 25件、年間の二酸化炭素排出削減量は1555万トンに達した模様。なお、2007年、炭鉱メタンガスの回収量は47億立方メートルとのこと。

セメントの余熱発電

 2007年、中国のセメント生産量は13億6000万トン、生産総額は4104億元に達した。
 セメント産業におけるCDMプロジェクトの発展機会も多いと見られている。
 2007年2月1日までに、国家発展改革委員会に許可されたセメント業界CDMプロジェクトは77件、年間二酸化炭排出削減量は810万トンとのこと。
 余熱発電が主要な省エネ手段と見られる。
 中国セメント協会常務副会長の曾学敏氏によると、「2007年末までに、全国81社のセメント企業122本の生産ラインに、純低温余熱発電技術が利用され、総電容量は740メガワットに達した。全業界で配備されれば、通年発電量は49億6000万ワットに達することが可能。また、182万トンの標準石炭を節約、473万トンの二酸化炭素排出を削減に相当する。」とのこと。
 全セメント業界で、業界再編、余熱発電などを採用すれば、毎年1500万トンあまりの標準石炭を節約することが可能、4000万トン以上の二酸化炭素を削減できるという。

風力発電を推進

 風力などの代替可能エネルギーの発展を推進することが、エネルギー調整、二酸化炭素排出削減目標を実現させる鍵だと見られている。
 大唐集団責任者は、「従来からのエネルギー企業が、再生可能エネルギープロジェクト、特に風力発電プロジェクトを建設する際、高建設コスト、財務リスクの増加、電量確保の不確定要素、といった問題に直面している」とコメントした。
 しかし、CDMプロジェクトがもたらした収益は、1ワット当たりの電力価格を0.05―0.09元ほど引き上げ、ある程度で、風力発電項目建設の財務リスクを緩和できるという。
 現在、中国五大発電集団はいずれもCDMプロジェクトの導入に注力している模様。風力発電のほか、バイオマス発電、水力発電などのプロジェクトも含まれるという。

(2008/04/08 China Press)
スポンサーサイト

コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://carbonf.blog99.fc2.com/tb.php/401-90c0751c
    この記事へのトラックバック

    最近の記事

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。