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京都メカニズム(4)ホットエア(排出枠の余剰分)(環境キーワード)

2008年04月25日 09:00

日本は京都議定書で義務付けられた温暖化ガス排出削減の目標達成が危惧されている。だが、あらかじめ割り当てられた排出枠を下回る排出量を達成している国も世界にはある。この排出枠の余剰分を「ホットエア」と呼ぶ。一九九〇年以降、経済が停滞し、温暖化ガスの排出量が減ったロシアや東欧諸国がホットエアを多く抱えている。

二〇〇五年の排出実績をもとに計算すると、目標達成のために日本は温暖化ガスを一億七千四百万トン削減(〇八―一二年の平均)する必要がある。これに対し、ロシアは約十二億トン(同)、ウクライナは五億トン(同)のホットエアを抱える。もし京都議定書の目標を達成できなかった場合でも、これらの国から排出枠を購入すれば、形式上の目標達成はできる計算だ。

すでに日本はハンガリーからホットエアを購入することで合意したほか、ロシア、チェコ、ポーランドなどともホットエア購入の交渉を始めている。

ただ、ホットエアを購入しても世界全体の排出量は減らない。温暖化防止の方針にそぐわず、税金を無駄に国外に流出させるだけとの批判もある。

このため、ホットエアの売却で得られる資金を売り手の国内で温暖化ガス排出削減や環境改善に役立てる「グリーン投資スキーム(GIS)」が注目されている。GISは京都議定書で決められた手法ではなく、一義的な定義がない。国ごとに解釈が異なる。政府開発援助(ODA)に似た性格を持つと予想される。

(2008/04/25 日経産業)
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