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米国のCO2排出量分布を「高解像度」で表す地図:意外な結果も

2008年05月29日 23:00

ヒューストン、ロサンゼルス、シカゴをそれぞれ中心とする郡が、(この順に)米国で最も多い量の二酸化炭素を排出していることは、驚きではない。

しかし、パーデュー大学がまとめた二酸化炭素排出量の一覧では、意外な事実がいくつか明らかになっている。

[パーデュー大学は、NASAなどの支援を受けて、『Vulcun』プロジェクトを運営している。個々の工場や発電所、道路、コミュニティレベルでの二酸化炭素排出量をまとめ、「100平方キロメートルあたりの二酸化炭素排出量」「自治体あたりの排出量」「時系列での排出量変化」などさまざまなデータとしてわかりやすく図示している。動画での紹介はこちら]

二酸化炭素の排出が多い上位20の地域の中に、ニューメキシコ州サンファン郡、アラバマ州キャムデン(ウィルコックス郡)、テキサス州タイタス郡、インディアナ州バルパライソ(ポーター郡)が入るなどと予想できただろうか?

また、あれだけ大量輸送機関が発達したニューヨークに近い、ニューヨーク州サフォーク郡が19位に入っているのも予想外ではないだろうか?

さらに、ルイジアナ州バトンルージュ(イーストバトンルージュ郡)が20位以内に入っているのに、アリゾナ州フェニックスはなぜ入っていないのだろうか? それをいえば、あれほど渋滞の激しいフロリダ州マイアミ、ワシントンDC、コロラド州デンバーはどこにいったのだろうか?

この調査が信用できるとすれば、二酸化炭素の排出に関して(自動車以外の)産業界が負うべき責任は、一般に考えられているよりも大きい。

地球温暖化が進み、二酸化炭素の排出がより重要な政治問題となるなか、自動車業界と、煙突を持つその他すべての業界との責任のなすりあいはますます激化するだろう。『キャップ・アンド・トレード』[温室効果ガスの排出権取引方法の1つ。政府が企業などに排出枠を割り当て、その一部の移転を認めるもの]の政策は、新たな緊急性を帯びている。

郡別のランキング上位5位は次のとおり(数字は二酸化炭素の年間排出量:単位百万トン)。[20位までのグラフはこちら。ヒューストンとロサンゼルスが飛び抜けて高いことがよくわかる。]

第1位:テキサス州ハリス郡(ヒューストン):18.625
第2位:カリフォルニア州ロサンゼルス郡(ロサンゼルス):18.595
第3位:イリノイ州クック郡(シカゴ):13.209
第4位:オハイオ州カイヤホガ郡(クリーブランド):11.144
第5位:ミシガン州ウェイン郡(デトロイト):8.270

[以下は、別の英文記事に掲載された、その地域に住む住民数で割った「1人あたりの排出量」地図。元々の地図では東北部の排出量が多く見えるが、これは人口が多いことを反映しており、1人あたりにすると、東北部よりも南西部での排出量が多いことがわかる。

同記事の記者は、南西部には石炭を多用する産業の比重が高いほか、西部は東部と比べて人口密度が低いが生活レベルやインフラは同じなので、1人あたりの排出量が多いと推測している。]

(2008/05/29 ワイアードビジョン)
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